日頃のメンテナンス
自分で考えてレイアウトしたお気に入りの水槽。
世界に1つしかない、その水槽と
共に長く楽しんでいけるようにするために
日頃から行っているメンテナンスについて、まとめました。
@ポンプ、スキマー、クーラー、照明、ヒーターの作動確認
毎日行いましょう。
水温が設定範囲に収まっているのか?適切か?
ろ過水槽へ水が循環し、スキマーの中に泡が出ているかどうか確認すれば良いのです。
A魚、サンゴへの給餌
魚: 1日 2〜3回、適量を与えます。
サンゴ: 種類によりますが、
餌への依存度が高い種類(イエローポリプ、ヒユサンゴなど)には、
週1〜2回与えています。イエローポリプはそれでもだんだん小さくなることも多いのですが・・・。
Bプロテインスキマーのカップ掃除
少なくとも週1回は、カップを取り外し、こびりついたゴミを水道水で洗いましょう。
立ち上げパイプ内部にゴミがこびりつくと、ゴミを除去する効率も悪化しますし、
あまりにも汚れると、ゴミがチャンバー内に落下して、飼育水を再び汚す場合もあります。
Cウールマット洗い
週1回程度、飼育水で洗い、
2ヶ月に1回程度、交換しましょう。
ちなみに、サンゴ主体水槽では、
強力なプロテインスキマーとライブロックに
水質浄化を任せ、
リングろ材(生物ろ材)や、
ウールマットも使用しない場合が多いです。
これをベルリンシステムといいます。
D換水
システムを立ち上げてからの時間、
生き物のの種類、量、
給餌量、底砂、添加剤の有無
によって違ってきますが、参考に述べましょう。
・水槽立ち上げ直後…1〜2週間に1回。
50%程度ずつ
・設置後2-3ヶ月…… サンゴの開き、
コケの発生具合を見ながら、
2週間〜1ヶ月に1回
50%程度
換水すれば、
間に合う場合が多いです。
・サンゴが急に開かなくなった、
サンゴや魚が死んで飼育水が白濁した
…… といった緊急時は、
70%程度の
大量換水を行いましょう。
もちろん、
それでもうまくいかない場合はあるのですが、
応急処置としての大量換水は一番有効な手段です。
E底砂のヘドロ抜き
水槽を設置して数ヶ月経過しますと、
底砂の中にヘドロが蓄積されてきます。
このヘドロの中には、有用な微生物も多いのですが、
数ヶ月から半年に1回くらいは、市販のヘドロ抜きホースで、
軽く底砂の中を掃除してあげると良いでしょう。
マガキガイなど底砂中の有機物を食べてくれる
生物を入れておけば、このヘドロの蓄積がぐっと減ります。
Fコケ掃除
水槽壁面にコケが目立った時点で、掃除を行いましょう。
・茶色いコケ
柔らかいコケ取り器具や、ウールマットで掃除すれば良いです。
・緑色のコケやピンク色の石灰藻
硬いので、紙やすり(1000番の耐水ペーパー)でこすれば取れます。
ただし、アクリル水槽では傷つくので、紙やすりは使えません。
Gろ材を洗う
リングろ材(生物ろ材)は半年に1回程度は、海水で軽く洗い、
表面の汚れを落とします。
このとき水道水で洗ってはいけません。
せっかくの水を浄化するろ過細菌が、
淡水と塩素のために死んでしまいます。
H海養石を洗う
海養石は1ヶ月に1回は、水道水でよく揉み洗いしましょう。
表面が削られ、吸着能力が多少回復します。
交換は2ヵ月に1回を目安にしましょう。
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