なぜ、レッドビーシュリンプ水槽用として、ヴォルテス蛍光灯が選ばれているのでしょうか?
水草の良い成長が、エビの繁殖に必要な条件の1つです。
1)レッドビーシュリンプに悪影響を与えるアンモニア、硝酸、リン酸を水草に吸収させるためには、十分な明るさの照明が必要なのです。
エビにとってアンモニアが有害であることはもちろんですが、実は、硝酸やリン酸もよくありません。
たとえば、弊社の養殖場で使用している水道水は、冬になると、硝酸5mg/l 以上、リン酸0.1mg/l 近くまで上昇します。
その時期は、換水をしても硝酸やリン酸を除去しきれません。
これが、ソイルのリン酸吸着力が落ちてくる時期と重なると、エビの死亡率が高くなり、当然、繁殖までには至りませんでした。
この、有害なアンモニア、硝酸、リン酸ですが、元気な水草や浮き草はこれらを栄養として吸収してくれるのです!
水草がそれらを吸収する力は、植物が元気なほど大きくなります。
そのためには、十分な明るさの照明が必要となるのです。
ヴォルテス照明は、インバータ式高周波蛍光灯に高性能な反射板を備えており、消費電力あたりの光量は、メタハラやLEDよりもむしろ優れているほどです。
そのため、水草を効率よく成長させることが可能となりました。
ヴォルテス(30W)1灯で、水量30L ほどの水中水草を育成させることが可能です。
ウィローモス、ミクロソリウム系、浮き草系の水草の場合は、その2倍ほどの水量までカバーできます。
2)よく繁茂した水草は、稚エビの隠れ家にもなります。
エビは、成長するごとに、脱皮を繰り返します。
特に稚エビは、毎日脱皮するほどです。
その脱皮途中や直後は、殻が柔らかく、動けなくなり、ほかのエビやプラナリアに襲われるとひとたまりもありません。
これは、実際に何度も目撃した経験があります。
水草が繁茂していたり、流木が多く入ったりしている水槽では、脱皮途中のエビは、これらの内側に隠れることができます。
それで、繁茂した水草などが隠れ家となり、エビの生存率を上げる助けとなるのです。
3)水草は、ビタミンや糖分など、エビが喜ぶ成分を出していると考えます。
水草がよく繁茂した水槽の中のエビは、大抵、食欲旺盛で活発に動き、餌を食べていることがわかります。
逆に、雨水やRO水100% の水は、硝酸やリン酸が少なく、一見良い水質に見えても、エビが元気になりません。
これは仮説なのですが、水草が出している多くの有機物、例えばビタミンやデンプン、各種糖分、アミノ酸などが、エビの食欲を増進させていると感じています。
一方、水草の元気がないと、エビまで食欲が落ちることが実感できます。
灯具が軽く、取り外しが簡単なので、水槽のお手入れがしやすいのです。
レッドビーシュリンプを飼育している水槽では、普通に魚を飼育している水槽よりも、選別や給餌などのために、水槽に手を入れる機会が多くなります。
水槽に載せるタイプの、一般的な照明では、照明を外す手間がかかりますし、水に濡れたりすると厄介です。
ヴォルテスは、吊り下げタイプで、簡単に移動ができるので、気軽に水槽に手を入れることができるのです。
これは、実際に使ってみると、便利さを強く実感できます。
灯具が水槽に直接載らないので、水温の上昇が最低限に抑えられます。
レッドビーシュリンプを飼育する水温の上限は、27℃程度で、それ以上の高温では繁殖が止まったり、死亡する恐れがあります。
水温を上げてしまう要因は、室温が最大なのですが、照明装置から出てくる熱も、そのひとつなのです。
ヴォルテスは、灯具と水面の間の空間を大きくとれるので、熱がこもりにくく、水温上昇に与える影響が小さくてすみます。
また、冷却ファンとセットにしても使いやすいのです。
★商品について
→海道ページ:”おすすめ照明 ヴォルテス 30W蛍光灯”はこちらから★
→カミハタH.P.掲載 ヴォルテス 30Wはこちらから★